※今回の内容は、医療的なことを含みますが、私が医師に聞いたり、
自分で調べたりした内容と実際に息子の様子を見て、感じたことを書いています。
あくまでも素人が書いた内容である旨、ご留意のうえ、参考程度にお読みいただけたらと思います。
以前にも書いたように、息子は病気発覚当初は埋込式カテーテル(ブロビアック)を
使用していましたが、詰まって(閉塞して)しまったため、抜管し、
次はPICC(グローション)を設置しました。
埋込式とPICCの医療的な側面から考えるメリット、デメリットについては、
【中心静脈カテーテルの種類とその違い1(体験談)】に書きました。
今回は、日常生活を送る上での違いについて書こうと思います。
結論から言うと、PICCの方が断然生活がしやすいです!
ちょっと大げさに聞こえるかもしれませんが、QOLが上がった!と思うほどです。
何がそんなに違うか。
① お風呂でお腹まで浸かることができる
② 日々のケアが楽になった!(ヘパロック、消毒・包帯交換)
③ 息子のストレスが軽減された
まず、「① お風呂でお腹まで浸かることができる」についてですが、
埋込式だとカテーテルの先端が胸元からぴょこんと出ています。
そして、刺入部を覆うフィルムやテープが肋骨のところくらいまであります。
それらをビニールなどで覆わないとお風呂に入ることができません。
赤ちゃんは元々体も小さいので、おへそのちょっと上くらいまでビニールや
ビニールを留めるテープが覆ってしまうことになり、
絶対濡れないように気をつけて入浴すると、
おへその下くらいまでしか浸かれないんです(涙)
それがPICCになると、腕さえ挙げておけば、鎖骨の下くらいまでは浸かれます。
PICCに変更になったのが10月中旬でしたので、冬場にしっかりお風呂に
浸からせてあげられるのは、よかったなぁと思っています。
また、刺入部が濡れるリスクも低くなるので、埋込式の時よりものびのびと
お風呂で遊ばせてあげられるのも嬉しいポイントです。
次に「② 日々のケアが楽になった!(ヘパロック、消毒・包帯交換)」についてです。
埋込式の時はヘパリンロック(ヘパロック)を3日に1度やっていましたが、
PICCでは週1回で良いんです。
また、埋込式の時、刺入部の消毒と包帯交換は週に一度でしたが、
息子はこの処置が嫌いなようで、毎回大暴れするので、押さえつけて、
二人がかりでやっていました。
それがPICCだと、抜いてしまうリスクがあるため、消毒と包帯交換は
病院で看護師さんがやってくださいます。
これは週1回やるので、治療がない週でも病院にいかなければならないという
デメリットはありますが、自宅で緊張感をもって、汗だくになりながらやることに
比べたら、私はかなり気が楽になりました。
その週1回の消毒と包帯交換のタイミングでヘパロックも病院でしていただけるので、
実際には、自宅でヘパロックもしなくてよいんです!
なので、自宅で家族がやる処置がなくなったようなもので、
実働はもちろん精神的な負担もかなり軽減されました。
「③ 息子のストレスが軽減された」についてです。
お風呂に入れる際に、CVが濡れないようにビニールで覆う際も、
ヘパロックと消毒・包帯交換の際も、寝転がらせなければなりませんでしたが、
息子は寝転がらされると、大泣きで全力で抵抗していました。
病院で様々な処置をされた影響で、寝転がるのが怖くなってしまったのだろうと思います。
これからの作業は、PICCになると座ったままできるので、息子もすんなり
処置をさせてくれます。
本人のストレスも軽減されたと感じています。
このように、本人にとっても、ケアする家族にとっても、
埋込式よりもPICCの方が断然良い!!
カテーテルが詰まってしまった時は、どうしよう。。。と思いましたが、
結果的にはPICCに変更になってよかったなと思っています。
トラブルが起きない限りは、わざわざ埋込式カテーテルを抜く、
ということはないでしょうから、今回は良いきっかけとなりました。
今、心配しているのは夏場のことです。
腕にPICCが入っているので、半袖を着ると、包帯が見えてしまいます。
本人が気になって触ってしまったり、汗もかいてかゆくなってしまったりしないかな、
自分で抜いてしまうリスクを考えると長袖か七分丈の服を着せたほうがよいのだろうな、
と考えたりしています。
そこらへんのことはこれから調べたりしつつ、実際に夏を迎えたら、
このことも記事にしようかなと思っています。
※その後、3か月ほどでPICCも閉塞したため、抜管し、再度設置しないことになったので、
PICCで夏を迎えることはなくなりました。
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