LCH発覚までの経緯

次男のLCHがどのように発覚したかについて書いてみようと思います。

生後4か月の時に、どこにもぶつけていないはずなのに側頭部にこぶができました。
最初は気にしすぎかなと思い、様子を見ていましたが、徐々に大きくなったタイミングで、
自治体の4か月検診があったので、担当の小児科医に相談しました。
元気そうだし、コブ以外に問題ないから心配はないと思うけど、
念のため皮膚科を受診するように、と言われました。

コブのような症状が出たら、皮膚科にかかる、ということはこの時に知りました!
それはさておき、親としては心配だったので、すぐに皮膚科に行きました。
その皮膚科では、エコー検査をすることは可能だが、赤ちゃんだし、
大きな病院の小児科に行った方がよい、とのことで紹介状をもらいました。

大きな病院に行くと、まずは血液検査を実施。
CRPという炎症の値がやや高いことと、貧血気味であることが指摘されました。
また、エコー、造影MRIも実施し、その結果、おそらく血種だろうという診断でした。
しかし、血液検査の結果から、特に出血しやすい傾向が出ていなかったので、
なぜ血種ができやすいのかその原因を探るために、追加でCTを行いました。
すると、頭蓋骨の一部が溶けていることが判明し、血種ではなく、
LCHの可能性が極めて高いと言われました。

その病院では、それ以上の検査や治療はできないので、こども病院に行くように言われ、
翌日には、こども病院へ。

子ども病院では、全身のレントゲン、全身のCTとコブの生体検査を行い、
正式にLCHという診断が下されました。

発熱もなく、本人はいたって元気だったので、突然の宣告にかなり驚き、ショックを受けました。
とはいえ、LCH(ランゲルハンス細胞組織球症)は、ただでさえ珍しい病気な上に、
全身に色々な症状が出るし、しかもその症状は人によって様々。
診断がつくまでに時間がかかることもあり、「みなしご病」ともいわれる病気です。
それが大きな病院に行って1週間足らずで、「LCHの疑い」と診断していただけたのは、
恵まれていたと思います。
一方で、以前からひどい皮膚の発疹や耳垂れの症状があり、何人もの医師に
診ていただいていたにも関わらず、病気は判明せず、コブとなって初めて診断がついた、
ということで、もっと早く分からなかったのだろうか、という気持ちもありました。
(皮膚病変や外耳道病変については、別記事に書こうと思います。)

なにはともあれ、原因が分かれば治療を始められる!治せる!と前向きに捉えるように
心がけました。

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