※今回の内容は、医療的なことを含みますが、私が医師に聞いたり、
自分で調べたりした内容と実際に息子の様子を見て、感じたことを書いています。
あくまでも素人が書いた内容である旨、ご留意のうえ、参考程度にお読みいただけたらと思います。
小児がん治療に不可欠な中心静脈(CV)カテーテル。
その目的は何でしょうか?
私は、その目的は以下の2点だと理解しています。
・採血のため
・投薬(点滴)のため
CVカテーテルが入っていなければ、点滴や採血のたびに、
血管に針を刺さなければなりません。
子どもの場合、血管が細くて、針を刺すのが非常に難しいそうです。
また、血管の細い子どもに何度も針を刺してしまうと、血管が脆くなり、
そのうち刺せるところがなくなってしまう、ということもあるようです。
身体的な理由だけでなく、子どもの精神的な負担を減らす意味もあると思います。
針を刺されるのは痛いし、怖い。
なので、子どもは暴れて抵抗します。
採血や点滴のたびに針を刺していたら、病院にトラウマをもってしまうかもしれません。
CVカテーテルが入っていれば、点滴も採血も先端にルートをつなぐだけで完了するので、
簡単なんですね。
他にも、抗がん剤などは皮膚を溶かしてしまうものもあるそうで、
CVカテーテルで確実に静脈に入れることで安全性が担保される、
ということもあるそうです。
これらの理由から治療中はCVカテーテルを留置しますが、
体からCVカテーテルの先端がぴょこんと飛び出しているわけなので、
気を付けなければいけないことや行動が制約されることもあります。
また、CVカテーテルの先端が胸元から出るタイプの「埋め込み式(ブロビアック)」と
腕から出るタイプの「PICC(グローション)」とがあります。
厳密には他にも種類はあるようですが、小児に使われるは主にこの二つのうちの
どちらかだそうです。
息子は、治療開始当初は埋め込み式(ブロビアック)でしたが、
途中でチューブ内で血が固まり、閉塞してしまったため、
PICC(グローション)に変わりました。
CVカテーテルが留置されている際に気をつけたこと、
埋め込み式(ブロビアック)とPICC(グローション)の違い、
閉塞してしまった時のこと、
などはまた別の機会に記事にしようと思っています。
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